PowerShell プロファイルを利用しろ!#1
1.はじまりの日
むかーし、むかーし、あるところにメガネ君という男がおった。
男はコマンドプロンプトという真っ黒の画面に、カタカタと一気呵成にコマンドを叩き込んで、何やらサクッと処理をかましていた。
そのコマンドが一体何だったのかは定かではないが、yj(俺の事)は、それを見て、
むちゃくちゃ、カッコええ!
俺もカッコつけてえ!
と心密かに思ったのであった。
時は流れ、yjもコマンドプロンプトを覚え、さらにはPowerShellも会得し、今ではメガネ君のよう叩き込めるようになった。
「今日もコマンドレットをかましやがるゼ!PowerShellのコンソールに。」
2.これ見よがしに叩き込め
人前でプログラムを何かサクッとやるには、だいだいやれる事は決まっている。
コンソールに、至極基本的なプログラムの組み合わせを、迷いもなく叩き込む。
そこにカッコよさを感じる俺は単細胞野郎か、とは思う。
けれども、あの頃抱いた初期衝動は大事にしていきたいと思うし、大袈裟かもしれないが、人生を歩むうえでの大きな原動力になり得ると信じて疑わない。
さて、PowerShellはパイプライン処理という恩恵によって、1ライナーでもそこそこのプログラムを書けるというのは以前にも書いた。
よって、よりカッコつけの幅が広がると俺は、勝手に思っている。
▼以下の過去記事を参照
PowerShell パイプラインを速習しろ! - 業務改善!Windows PowerShell入門
PowerShell 拡張子ごとのファイル数を取得しろ! - 業務改善!Windows PowerShell入門
スクリプトファイルを作って、あっという間に難しいことをやっつけるのも面白いが、コンソールに余裕綽綽で、コマンドレットを叩き込むのはもうロマンを感じずにはいられないゼ!
3.コアコマンドとプロファイル
フィギアスケートを例に挙げてみる。
基本の動きを組み合わせ、演技をしつつ、4回転ルッツ!3回転トーループとの連続ジャンプ!!
く~、魅せてくれやがるゼ!
俺はこれに着想した。
コアコマンドをかましつつ、最後にプロファイルを使って大技をぶちかます!
<コアコマンドとは>
簡単に言えば、使用頻度が超高い基本的なコマンドレット群。
PowerShellプロバイダーで使用するために設計された。
・ChildItem系統のコマンドレット
Get-ChildItemなど
・Content系統のコマンドレット
Get-Location、Set-Locationなど
・Path系統のコマンドレット
Join-Path、Test-Pathなど
他の系統もまだまだある。
Get-ChildItemについては、もはや殿堂モノだゼ!
<プロファイルとは>
簡単に言えば、PowerShellが起動するときに実行されるスクリプトファイル。
ではそれは一体、どんなスクリプトファイルなのか?!
プロファイルを利用しろ #2に続く