PowerShell プロファイルを利用しろ!#2
プロファイルを利用しろ!シリーズ第2弾です。
今回もよろしくお付き合いください。では始めます。
▼シリーズ第1弾はこちら
PowerShell プロファイルを利用しろ!#1 - 業務改善!Windows PowerShell入門
1.プロファイルの役割/目的
プロファイルとは、PowerShellが起動するときに実行されるスクリプトファイルである、ということをシリーズ第1弾で述べた。これはつまり、起動時にプロファイルに設定してある情報(環境情報)を読み込む仕様ということになる。
よって、このプロファイルに設定した内容をユーザは任意に呼び出し、利用することができる。俺は主に自作関数なんかを設定していて、コンソールでの作業をする場合、役立てている。
だが、どんなものを設定するかはあなた次第、君次第、変幻自在、無限大!
2.プロファイルはどこにあるんや?!
プロファイルの役割と目的はハッキリした。ではどこにあるんやと言う話になる。
単刀直入に言おう。此処にある。
プロファイルの場所を知りたくば、コンソールで以下を叩き込むべし!
$profile
プロファイルのフルパスが格納されている自動変数。
変数定義をせずとも、情報が格納されている。
3.プロファイルはどうやって作るんや?!
プロファイルの場所は分かったて、はよ、作り方を教えろ!
初めてプロファイルを作る場合は、コンソールで以下を叩き込むべし!
New-Item $profile -force -type file
<New-Itemコマンドレットとは>
名前の通り、アイテムを作成するコマンドレットだ。
今回はファイルを作成したいので、typeパラメータにfileを指定する。
※ちなみに、フォルダを作りたい場合はdirectoryを指定する。
<スイッチパラメータforceについて>
パスに含まれるフォルダが事前に作成されていない場合、通常はエラーになるが、forceを指定することで、これを回避することができる。
また、forceは既にファイルが存在している場合でも強制的に上書きされる。
4.プロファイルをどうやって編集するんや?
プロファイルのあるフォルダまで行って、ファイルを開いて書きたいことを書けば良い。
でも、それってめんどくせぇ!のですけど~。
プロファイルを編集する場合は、コンソールで以下を叩き込むべし!
notepad $profile
メモ帳が起動され、プロファイルの編集ができる。
PowerShellスクリプトファイルの関連付けプログラムはメモ帳である。(※以下を参照)
PowerShell スクリプトファイルを配布しろ!#2 - 業務改善!Windows PowerShell入門
起動後、以下の関数を記述し、保存する。
#プロファイルデビュー
Function Fn_Debut(){Write-Host 今日から君もプロファイルデビュー!}
5.プロファイルはどうやって使うんや?!
役割と目的で述べた通り、プロファイルはPowerShellの起動時に読み込まれる。
よって、読み込まれたならば、プロファイルの中身(今回の場合は関数)を呼び出すだけである。
なお、先ほど編集したプロファイルはまだ読み込まれていないので、一旦、コンソールを閉じること。
閉じた後、コンソールを再び立ち上げれば、読み込みされる。
コンソールで叩き込むべし!己のプロファイル
Fn_Debut
プロファイルに記述してあるFn_Debut関数を呼び出した。
見事、関数が実行された。
6.プロファイル使ってカッコつけは成功したのか?!
プロファイルを利用しろ!シリーズ第1弾で、いかにコンソール作業でカッコつけをするかに始まって、俺はプロファイルとの邂逅を果たした。
だが実際、仕事場でいざカッコつけの絶好のチャンス到来!というときはだいたい自分の端末ではない。
これ、すなわちプロファイルが登録していないので、プロファイルによる大技を披露することができないのである。
だが、それでいいのだ!
俺はそんな事で、くよくよする男ではない筈だ。
PowerShell、イエーイ !