業務改善!Windows PowerShell入門

Windows PowerShellで、とにかく楽をしたい!実際に仕事で楽になった事、便利になった事を紹介しつつ進めていきます。

PowerShell プロファイルを利用しろ!#2

プロファイルを利用しろ!シリーズ第2弾です。
今回もよろしくお付き合いください。では始めます。

 

▼シリーズ第1弾はこちら

PowerShell プロファイルを利用しろ!#1 - 業務改善!Windows PowerShell入門

 

1.プロファイルの役割/目的

プロファイルとは、PowerShellが起動するときに実行されるスクリプトファイルである、ということをシリーズ第1弾で述べた。これはつまり、起動時にプロファイルに設定してある情報(環境情報)を読み込む仕様ということになる。

 

よって、このプロファイルに設定した内容をユーザは任意に呼び出し、利用することができる。俺は主に自作関数なんかを設定していて、コンソールでの作業をする場合、役立てている。

 

だが、どんなものを設定するかはあなた次第、君次第、変幻自在、無限大!

  

2.プロファイルはどこにあるんや?!

プロファイルの役割と目的はハッキリした。ではどこにあるんやと言う話になる。
単刀直入に言おう。此処にある。

 

プロファイルの場所を知りたくば、コンソールで以下を叩き込むべし! 

$profile

 

f:id:acoustic_groove:20171206000157p:plain

 

$profileとは>
プロファイルのフルパスが格納されている自動変数。
変数定義をせずとも、情報が格納されている。

 

3.プロファイルはどうやって作るんや?!

プロファイルの場所は分かったて、はよ、作り方を教えろ!

 

初めてプロファイルを作る場合は、コンソールで以下を叩き込むべし!  

New-Item $profile -force -type file

  f:id:acoustic_groove:20171206000830p:plain

 

New-Itemコマンドレットとは>
名前の通り、アイテムを作成するコマンドレットだ。
今回はファイルを作成したいので、typeパラメータにfileを指定する。
※ちなみに、フォルダを作りたい場合はdirectoryを指定する。

 

<スイッチパラメータforceについて>
パスに含まれるフォルダが事前に作成されていない場合、通常はエラーになるが、forceを指定することで、これを回避することができる。
また、forceは既にファイルが存在している場合でも強制的に上書きされる。 

 

 

4.プロファイルをどうやって編集するんや?

プロファイルのあるフォルダまで行って、ファイルを開いて書きたいことを書けば良い。
でも、それってめんどくせぇ!のですけど~。


プロファイルを編集する場合は、コンソールで以下を叩き込むべし! 

notepad $profile

 

f:id:acoustic_groove:20171206005458p:plain

 

メモ帳が起動され、プロファイルの編集ができる。
PowerShellスクリプトファイルの関連付けプログラムはメモ帳である。(※以下を参照)

PowerShell スクリプトファイルを配布しろ!#2 - 業務改善!Windows PowerShell入門

  

起動後、以下の関数を記述し、保存する。

 

#プロファイルデビュー
Function Fn_Debut(){Write-Host 今日から君もプロファイルデビュー!}

 

f:id:acoustic_groove:20171206010137p:plain

 

5.プロファイルはどうやって使うんや?!

役割と目的で述べた通り、プロファイルはPowerShellの起動時に読み込まれる。
よって、読み込まれたならば、プロファイルの中身(今回の場合は関数)を呼び出すだけである。
なお、先ほど編集したプロファイルはまだ読み込まれていないので、一旦、コンソールを閉じること。
閉じた後、コンソールを再び立ち上げれば、読み込みされる。

 

コンソールで叩き込むべし!己のプロファイル

Fn_Debut

 

f:id:acoustic_groove:20171206011324p:plain

 

プロファイルに記述してあるFn_Debut関数を呼び出した。
見事、関数が実行された。 

 

6.プロファイル使ってカッコつけは成功したのか?!

プロファイルを利用しろ!シリーズ第1弾で、いかにコンソール作業でカッコつけをするかに始まって、俺はプロファイルとの邂逅を果たした。
だが実際、仕事場でいざカッコつけの絶好のチャンス到来!というときはだいたい自分の端末ではない。

これ、すなわちプロファイルが登録していないので、プロファイルによる大技を披露することができないのである。

 

だが、それでいいのだ!

俺はそんな事で、くよくよする男ではない筈だ。

 

PowerShell、イエーイ !